頚椎牽引療法とは
頚椎牽引療法はとは、首の牽引(伸張作用)と休止(弛緩作用)を繰り返すことで、筋肉や筋膜由来の痛みや頚椎症性変化によって引き起こされる痛みやシビレを緩和させる治療法です。筋肉や筋膜由来の痛みは、頚椎牽引のストレッチ効果により頚部の筋肉や筋膜、靭帯の緊張が器具を使い取り除かれ痛みが緩和されます。
頚椎症性変化からの痛みは椎間関節の不適合性が改善され、椎間板の変性による椎間孔(神経の出口)の狭窄が拡大され、局部の痛みや椎間板性の痛み及び神経性の痛みが器具での治療によって効果があり緩和されます。頚椎の牽引時は頚椎の前弯を取り除くために首を10〜20°前屈し牽引することが大切です。
頚椎の牽引力は体重の1/5を目安として、10分間程度行います。
必要以上に器具の牽引力を増強したり、牽引時間を延長すると逆効果になり頚部痛や頭痛や吐き気をもよおします。このような症状が出たらすぐに病院に相談しましょう。
頚椎牽引への適応
頚椎牽引の効果には、筋緊張性疼痛の軽減、脊髄や神経根への刺激の軽減、深部組織のマッサージ効果による組織循環の改善効果が見込めます。
このような症状が発現するには頚部脊椎症、むち打ち症などの頚椎捻挫頚部、肩や胸部から手指にかけての痛みやしびれを訴える頸肩腕症候群など頚部痛、肩こり、腕の痛みやしびれなどが上げられます。頚椎牽引療法は、これだけでなくこの他に温熱療法や水治療法、リハビリテーションを組み合わせて上記のような症状への適応が考えられます。
頚椎牽引療法を受けるには
頚椎牽引療法を受けるには、頚椎に何か異常を感じた場合に殆どの人が最初に訪れる場所は整形外科です。筋力・神経検査の他にも、レントゲン・CT・MRI検査といった病院でしか行えない検査方法が豊富で、何よりも明確な画像診断などが頼もしいですね。
主な治療法は物理療法であり、頚椎牽引などの手技療法も併せて治療が行われていきます。また、この他には接骨院などでも器具を使い保険適応内での頚椎牽引が行えます。逆に保険適応外でのオステオパシーやカイロでは器具を用いての頚椎牽引は行えません。